kurage__flyの日記

それでも、大人になる

あの人のかけてくる言葉にはいつも拒絶がベースにある。
私が学校を休む時も困惑じゃなく叱責の口調で話しかけてくる。自分に原因があると自覚しても尚母親というのが子供より上だと考えている。私をひとりの人間として見ようとはしない。

 

「育ててやったのに」
なんて自己中なんだろう。

 

けれどあの人は私を捨てない。そして都合のいいところだけ切りとって先生や隣人に話をする。

「良い親」を演じるためのいい道具、そう思われている気がする。

 

だから。
次何かあった時、私があの人を捨てる。
どんなに淡い期待を抱いたって「普通」の母娘にはなれない。
あの人はあの人で根本は結局変わらなくて。あの人からしたら私は可愛げのない娘で。
もっと早く切ってしまうべきだった。 

 

仲介してくれる人が一人もいないこの家は
あまりにも狭かった。

 

物語なら壊れる寸前で誰かが手を差し伸べてくれるけれど
現実はそんなこと無かった。

 

仕方ない、私が強くなるしかない。