辛と幸
「辛」と「幸」について考えていた。
「それがあなたの幸せとしても」という曲の中に
あなたが抱えてる明日は辛くはないか
僕にもがいてる文字に一つ線を引かせて
という歌詞がある。
この曲を初めて聴いた時からその言葉がずっと心に残っている。
自分がつらい時、それはもしかしたら誰かの「辛」に一本線を貸してあげた時なのかもしれない。世の中には人口全員分の線がないのかもしれない、だからみんなで分け合って時には一本を借り、時には一本を貸してあげたりするのかもしれない。そう考えたら少し心が楽になる気がする。つらい時はそう考えて優しい自分を労ってあげればいいのかなって。
「辛」という字は「つらい」と同時に「からい」とも読む。
人間の感覚の中でからさと言うのは痛覚。痛いからつらい、なるほどなって思った。
なんとなく考えていたことを今こうやって言語化していると自分の頭の中が整理されていくみたいで明るい気持ちになれる。